電子小黒板(電子黒板)
【読み】でんししょうこくばん(でんしこくばん)
工事写真を撮影する際に配置する、撮影状況(工事名・工種・略図など)を書いた小黒板を電子化したもの。
従来の工事写真管理業務は、工事現場でデジカメと木製の工事黒板を持ち歩き、事務所に戻ったあとはパソコンで写真の整理や台帳の文字を打ち出す作業が必要であった。
電子小黒板は、いくらでも工事黒板を持ち歩くことができる。複製・保存も簡単にでき、事務所で事前にその日に撮影する工事黒板をすべて準備することができるので、工事現場で黒板を書く必要がなくなるというメリットがある。
雨天や強風時・足場が狭い場所での黒板の設置は難しく、一人で撮影できない場合は職人に黒板を持ってもらう必要があったが、電子小黒板は撮影画面で自由に黒板を配置・拡縮ができるため、どんな工事現場でも一人で撮影することが可能。
黒板に書いた文字は電子データとして写真に組み込まれるため、写真整理の作業効率向上につながる。
国土交通省は平成29年2月1日より直轄工事で電子小黒板の活用を認めるよう、各地方整備局に通知・適用した。
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