開発元がNECソリューションイノベーター社からルクレへ変更
『蔵衛門御用達』シリーズは、ルクレとNECソリューションイノベーター社が共同で開発、1999年に発売された元祖工事写真管理ソフトです。アルバムと本棚を見立てた“直感的な操作画面”を特長とし、多くのデジカメユーザーにご利用いただきました。これまでバージョンを重ねる度に新機能を追加してきましたが、プログラムの基幹(コア)エンジンは昔のままでした。
発売から20年の時を経て、大きな変革が求められました。それは、デジカメからスマホやタブレットのアプリ(電子小黒板)で写真が撮られること。全数撮りなど撮影枚数が飛躍的に増えたこと。従来エンジンでは、これ以上のパフォーマンスと進化を遂げるのが難しく、ゼロから設計することになりました。来る電子小黒板の標準化に向けて『蔵衛門Pad』と『蔵衛門工事黒板』を企画・設計・開発したルクレが新しい『蔵衛門御用達2020』を開発することになりました。
写真などのデータ管理方法を大幅に変更
『蔵衛門御用達2020』から写真データの管理方法が変わりました。従来のようなファイル参照型ではなく、データベース型に変わりました。これは写真の表示速度を上げるだけでなく、データの肥大化を防ぎます。『蔵衛門御用達2020』以上で台帳の編集で写真を複製などして増やしてもパソコンのハードディスクは圧迫されません。
台帳を管理する“本棚”のリニューアル
『蔵衛門御用達2020』からお馴染みの本棚を刷新。ひとつの工事で台帳を最大4階層に仕分けることができます。台帳の見開きも写真フレームや文字だけでなく、図面や罫線のレイアウトを指定できるようになりました。大量の写真を高速に表示するツリービューで工事全体の写真を俯瞰することが可能です。
電子小黒板と台帳の連携を強化
『蔵衛門御用達2020』から、電子小黒板入り写真との連携を強化するために、従来のフリーレイアウト機能を廃止して、台帳レイアウトのオーダーメイドサービスを導入しました。電子小黒板の特長である、黒板の文字や図面を台帳へ自動的に挿入するためには、高度な設定が必要です。細かい写真の配置や文字の段組み、図の挿入位置などを指定するために複雑な画面を用意するより、オーダーメイドサービスとして専用の台帳テンプレートを無料で作成、提供します。 ※当サービスは、プロ版のみ対象です。
台帳(アルバム)ファイルと本棚ファイルの拡張子が変わります
『蔵衛門御用達2020』以上のバージョンで作成した台帳(アルバム)ファイルは、*.ABM ⇒ *.ABMXと変わります。また本棚ファイルも*.BKS ⇒ *.BKSXと新しくなります。今回、『蔵衛門御用達2020』からゼロから設計した新エンジンを搭載しているため、旧バージョンとの機能差が大きくデータの互換性はありません。これにより『蔵衛門御用達2020』以上のバージョンで作成した台帳を旧バージョンの本棚へ読み込むことができません。
また旧バージョンのアルバムデータ(*.abm)と本棚データ(*.bks)を『蔵衛門御用達2020』以上のバージョンに直接取り込むこともできません。『蔵衛門御用達18』または『蔵衛門御用達17』に取込むことで最新版へ移行することが可能です。詳しくはサポート窓口へご連絡ください。
蔵衛門御用達2020以上のバージョンへデータ移行をおこなう手順について
過去バージョンの『蔵衛門御用達』から『蔵衛門御用達2020』以上のバージョンへのデータ移行については、移行元の『蔵衛門御用達』のバージョンによって操作方法が異なります。下記リンクより手順をご確認ください。
蔵衛門御用達17〜18をお使いの方はこちら
※蔵衛門御用達16以下のバージョンは、サポートが終了しておりますので操作案内はできかねます。ご了承ください。
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