インタビュー
”「蔵衛門御用達」は、工事写真台帳と同じ感覚で違和感なく作業できました"
--今回「蔵衛門御用達」を採用された工事について教えてください。
村田氏(以下敬称略):我々はCCTV監視カメラのシステム提案が主な業務となります。今回、「蔵衛門御用達」で写真管理をしたのは、首都高速道路株式会社発注の首都高速道路映像伝送設備工事で、監視カメラの映像を伝送する装置の改修工事を行いました。
工事の規模としては首都高速環状線と首都高速西側の路線、履行は33箇所で、約1年間の工期でした。
--1年間という工期で工事写真はどのくらいの枚数になりましたか?
村田:管理しなければいけない工事写真の枚数は約6,000枚にもなりました。想像していたよりも大量で驚きましたね。
実は、こんなに大量の工事写真を扱ったことがない上に、納品期日が迫っており、自社でどう処理していいものか頭を悩ませていました。そこで、以前より完成図書の作成支援としてお付き合いのあった株式会社ケーヨーさん(以下:ケーヨー)に相談しました。
--では、今回の工事はケーヨーと一緒に電子納品を実現されたということでよろしいですか?
村田:はい。両社で連携をとりながら進めていくことになりました。
"本棚ファイルの入出力機能は複数のデータをひとつに統合する際に非常に便利です"
--実際に、両社はどのような連携をとって電子納品されたのでしょうか?
白石氏(以下敬称略):今回の日本電気株式会社さん(以下:NEC)の工事の場合、打ち合わせで問題となったのはデータの管理方法でした。現場の拠点毎、担当者毎に写真管理方法が異なり、このままでは統合するのに工数がかかります。そこで、データの統一性をもたせるために「蔵衛門御用達」での写真管理にすべて統一するようお願いしました。
まず、操作方法や入力項目などのすり合わせをします。各々にはその通りに「蔵衛門御用達」で写真管理をし、データを出力していただきます。
弊社では各々が出力したデータをひとつに統合し、電子納品データに仕上げていきます。※解説1
--今回の連携作業の中で活用された「蔵衛門御用達」の機能はありましたか?
吉田氏(以下敬称略):「本棚ファイルの保存機能」「本棚ファイルの取り込み機能」が連携作業の際に非常に重宝しています。「本棚のバックアップ機能」は作業していた状態のままデータ出力できるので、NECの拠点毎に出力したデータを、「本棚ファイルの取り込み機能」でデータをひとつにする際に便利ですね。※解説2
村田:私たちは、ケーヨーからご指導いただいた通りに写真管理をするだけですが、「蔵衛門御用達」は簡単で工事写真台帳と同じ感覚で作業できたので、違和感なく進められました。
白石:連携作業は私たちのような仕事には最も重要な作業です。必ずしもお互いがエキスパートとは限りません。
ですから、ソフトはプロでも初心者でもどんな立場に立っても使いやすいことが望ましいと思います。
“5,000件、6,000件の情報の中で「カンマ」が1個ずれるだけでもエラーが出るのです。”
--統合したデータから電子納品データを作成するまでに活用された「蔵衛門御用達」の機能はありましたか?
吉田:はい。NECからデータを引き継ぎ、統合した後に「EXCEL連携」で必ずエラーチェックをしました。
「EXCEL連携」はエラーチェックや文字数などを一括で変更できるので、私たちのようにたくさんのデータを扱う業者には重宝する機能です。※解説3
--今回の電子納品で苦労された点はありますか?
白石:首都高速道路株式会社への納品は少々手ごわいですね(笑)。
他の発注者の基準と比べてもチェック項目が厳しいですし、チェックソフトが公開も提供もされていないので、事前にエラーチェックができません。
発注先まで出向いて行って、5,000件、6,000件の情報の中で「カンマ」が1個ずれるだけでエラーが出るのです。そのデータを持ち帰って修正し、また出向くといったことを、エラーがなくなるまで何度も繰り返します。
それでも、何度か行き来するとチェック項目の特徴がわかってくるので、次回は回避できるようになります。
--頼もしいですね。今後もNECはケーヨーとの連携をとりながら、電子納品されますか?
村田:はい。やはりケーヨーだからこそ、対応できたという部分は大きいと思います。規模が小さければ対応することはできても、今回のような規模になるとケーヨーのようなスペシャリストに電子納品を委託したほうが効率的な場合もあると実感しました。
また、本棚ファイルの状態でやりとりできる「蔵衛門御用達」が他社との連携にも便利なことが分かりました。だからといっていつもケーヨーに頼ってばかりばいられません。
この機会に「蔵衛門御用達」を使いこなし、規模によっては自社でも電子納品できるようになりたいと思います。
--ありがとうございました。
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