メールで添付された写真は"改ざん"の対象に!?
基本、「写真の撮影日」は固定されています。しかし、「更新日時」は、ふとしたことから変わる恐れがあるのです。たとえば、メールに直接写真を添付して送ったり、FTPにアップしたりした場合、受け取り主がデータを
保存した時点が「更新日時」となってしまいます。内蔵HDDや外付けHDDなどへのコピー(もしくは保存)は、ファイルを単体(写真データ)だけでなく、OSが持っている「ファイル作成日」、「更新日時」といった情報もいっしょに渡しています。しかし、メールやFTPは、OSが持っている情報を渡すことができず、ファイル単体のみ渡しています。したがって、「更新日時」がズレるという問題が生じてしまうのです。
画像の受け渡しは、データを“圧縮”してから!
「更新日時」と「写真撮影日」のズレは、指摘の対象になるため、好ましくはありません。そこで、データの圧縮が活躍します。圧縮は、前述したファイル単体(写真データ)といっしょに、「ファイル作成日」や「更新日時」といったOS情報を、ひとつにまとめてくれます。また、本来の目的である「データ容量を縮小させる」という利点があります。そのため、圧縮データをメールしたりFTPにアップしたりしても、【圧縮データ本来の更新日時は変わるものの、圧縮されているファイルの更新日時は変わらない】のです。
編集部オススメの圧縮形式は“zip”です!
圧縮形式には、さまざまな種類がありますが、代表的なところでは、「Izh」や「rar(有料)」、「cab」、「zip」が挙げられます。なかでも、編集部でオススメしたいのが「zip」ファイル!これはWindowsに標準装備されている圧縮形式であり、世界でもっともポピュラーな圧縮形式だからです。
さらに利点として、「zip」はパスワードを設定することができます。メールを送る際、送信先を間違って送ったことはありませんか?これが、他人に見られてはいけないデータだったら大問題!情報の重要性が問われる時代、無防備なままで送るよりも、パスワードを設定しておけば安心です。こういったきめ細かな配慮が、自身の、そして企業の信用性にも繋がってきますからね。
圧縮したいデータを選択して右クリック。「送る」→「圧縮
(zip形式)フォルダ」を選ぶと、「zip」ファイルが作成
されます。
「zip」ファイルを開き、「ファイル」→「パスワードの追加」を選択。あとはパスワードを設定して完了です。