現場監督の強い味方!
工事写真台帳を早く簡単に作る方法とは?

建設業の現場監督は日中の現場業務だけではなく、現場から事務所に戻った後も多くの事務処理があります。

その中でも日々たくさん撮影する工事写真の管理、工事写真台帳を作成する業務。

もっと効率的に作業できないか?とお考えの現場監督の方のために、工事写真台帳を正確に早く作る方法をお伝えします。

目次

  1. 工事写真台帳にエクセルやフリーソフトを使うメリットとは?
  2. 工事写真台帳にエクセルやフリーソフトを使うデメリットとは?
  3. 工事写真台帳専用ソフト・アプリを使うと何が変わる?
  4. 工事写真台帳との親和性◎小黒板が内蔵された写真撮影アプリがあればもっと効率化できる!
  5. まとめ

工事写真台帳にエクセルやフリーソフトを使うメリットとは?

インターネットで「工事写真台帳」と検索すると、無料でダウンロードできるエクセルフォーマットや、フリーソフトのダウンロードページが表示されます。

使い慣れた方も多いと思いますが、実はメリットだけではなくデメリットも多いため注意が必要です。

会社でマイクロソフトオフィスを導入しているところが多いため、すぐに使える

エクセルが入っているマイクロソフトオフィスは、ほとんどの会社で導入されているかと思います。

また2020年現在日本でのエクセルの利用率は98%と言われており、エクセル自体に触り慣れている人が多いことも大きなメリットです。

フリーソフトの場合ダウンロードのみで済み、気軽に試すことができる

フリーソフトは名前の通り無料でダウンロードできるので気軽に試すことができることが大きな特徴です。

またフリーソフトの多くはエクセルと連携しているため、撮影した写真をエクセルに自動で貼り付けることができるため、エクセルだけを使っている方のサポートになることができます。

工事写真台帳にエクセルやフリーソフトを使うデメリットとは?

前述のとおりこれだけ便利なエクセル、無料のフリーソフトにも大きなデメリットがあります。

載せる写真の順番や位置の調整が手作業

前提としてエクセルは本来計算ソフトであるため、工事写真台帳のような「写真画像を貼って」「更に横に文字を入力して…」といった操作がしにくいのが現状です。

よって「写真の順番を変える」という作業だけでもそれに付随する微調整の作業量が膨大になってしまいます。

工事写真台帳のテンプレートを自作する必要がある

大切な工事過程を残す写真台帳。いわば成果物にもなるので台帳のテンプレートはしっかり用意したいところ。

どのようなレイアウトが良いか?なども一定の経験が求められるため、すぐに質の良いテンプレートを作ることが難しいのが現状です。

電子納品の場合、XMLファイルを自作する必要がある

様々な工事で増えてきている電子納品。この形式で提出する場合は、XMLファイルという形式で出力しなければなりません。

XMLファイルの作り方はコードの記述などIT知識が必要です。初めて作業をする方は完成までかなりの時間を要する可能性があります。

共同作業がしにくい

エクセル自体はサーバーを通じて社内で共有・共同作業をすることは可能です。しかし、同時に操作をしていると一方のデータが保存されていなかったり、上書きされてしまったりといったトラブルが起こりやすくなります。

フリーソフトはサポート機能がない

フリーソフトは気軽にダウンロードできる反面、ダウンロード後のフォローアップや困った際の問い合わせなど、サポート体制がない場合がほとんど。

パソコン側のアップデートに対応していない事も多く、突然開ソフトを開けなくなることも。

万が一フリーソフトにしか保管していない写真が確認できなくなったり、最悪の場合写真が消えてしまったら…。

工事写真台帳の納品どころか、工事を進めることができなくなってしまうなど大きなトラブルになってしまいます。

フリーソフトはセキュリティ面に不安が残る

セキュリティ面に関する説明がなかったり不明瞭な場合、工事写真がフリーソフトを介して知らぬ間に第三者の手に渡ってしまうなどの情報漏洩リスクも考えられます。

初めてダウンロードをするときにウイルスが仕込まれている可能性も否めません。

近年ではこのデメリットやリスクの大きさから、安心で確実な工事写真専用ソフトウェアやアプリケーションを導入する現場が増えてきています。

簡単入力で工事写真台帳が完成!

工事写真台帳専用ソフト・アプリを使うと何が変わる?

建設業や工事現場を深く理解し、専用に開発された工事写真専用ソフトやアプリ。

これまで現場監督の皆さんが困っていた様々な課題を解決できるため、工事写真台帳ソフトやアプリがスタンダードになりつつあります。

ここでは、業界導入実績No.1の蔵衛門御用達を例にデメリットがどのように解消されるのか説明します。

写真を取り込めばすぐに、整った台帳ができあがる

これまで一枚一枚写真を選びマウスを動かして写真を貼り付けた作業が、指定した工事工程ごとに簡単に写真が貼り付けられます。

また工事写真台帳のテンプレートも選ぶだけで自動で反映。レイアウト変更すると写真の並びも手作業で変えないと…といった面倒な作業も不要になります。

電子小黒板アプリの写真にも対応。電子小黒板に記入した文字や電子納品用の工事写真整理情報も台帳に転記されるため、台帳編集時に文字情報の入力などの手間が省けます。

工事写真台帳のレイアウトも、豊富なテンプレートから選ぶだけ

様々な現場の声を元に作られたからこそできる、台帳のレイアウトの種類の多さ。どのレイアウトにするかはボタン一つで選ぶだけ。

また蔵衛門御用達の『台帳オーダーメイドサービス(※)』では、現場や発注者が求めるオリジナル台帳テンプレートをヒアリングのうえ作成し、お届けしています。(※種別による)

見やすく統一されたこだわりの台帳で、発注者からの高い評価も得られます。

電子納品も確実、かつ簡単にできる

電子納品に対応したソフトやアプリを使うと、直感的に操作をしていくだけで簡単に電子納品の作成ができ、作業の負担が軽くなります。

XMLファイルを調べてイチから作る、といった作業もゼロに。

スムーズな動作、ひとりでも複数でもサクサク作業できる

工事写真台帳に特化しているため、工事の規模が大きくなり写真が増え、エクセルファイルが重くなると作業が遅くなるといったロスが起こりにくい作りになっています。

また蔵衛門御用達の「本棚の共有」システムを使えば、複数名で同時に、同じ工事の写真台帳を閲覧・作業することもできるようになり、作業効率化につながります。

工事写真台帳との親和性◎小黒板が内蔵された写真撮影アプリがあればもっと効率化できる!

カメラから取り込んだ写真が「自動整理」されたら便利ですよね。工事写真台帳と工事写真撮影アプリを使えば、たくさん撮った工事写真を、工種や工事場所など黒板の第二項目ごとに自動に振り分けた台帳を作成することも可能になります!疲れた身体で写真の目視確認をする必要もありません。(蔵衛門Padシリーズご利用の場合)

現場の木製黒板が不要!「電子小黒板」になりますます便利に

これまで何百回もチョークで書いては消していた黒板、書き手により読みにくい問題があった木製の黒板から、タブレットを起動すれば黒板の中身を入力もしくは指でなぞって書くことができるようになり、黒板内の文字もデジタルになります。

また常に危険と隣り合わせの工事現場に電子黒板を導入すれば、誰かに黒板を持ってもらう必要がなく、安全に一人で撮影ができます。

黒板の文字を書き起こす必要ゼロ

「デジタルカメラ」や「スマートフォン」で撮影した場合、写真内にある「木製黒板」の内容を別途書き起こす作業が必要です。

ですが、小黒板が内蔵された写真アプリと写真台帳ソフトと連動していると、黒板で入力した文字情報は、写真の横にレイアウトされ、自動で台帳に挿入されます。

黒板の情報がそのまま流し込まれるため、写真に写された文字の確認や、その文字を打ち込む必要はありません。

現場導入実績No.1の「蔵衛門Padシリーズ」

121,800を超える現場で“業務省力化”を実現し、業界をリードしてきた蔵衛門Pad。

蔵衛門Padの電子小黒板は、木製黒板と見た目が全く同じ。文字や略図を手で書く必要がなく、撮影画面で自由に黒板を配置・拡縮ができます。黒板の種類も豊富で、現場に合わせて黒板を自由に選ぶことができます。

また蔵衛門Padで撮影した工事写真にある「電子小黒板の文字情報」は工事写真台帳の蔵衛門御用達に取り込む際、自動で転記されるため、後から写真を見て文字を入力する必要がなく、入力ミスを防ぐこともできます。

蔵衛門Padの機能(抜粋)

  • 電子小黒板付き工事写真撮影
  • 電子小黒板の作成
    (手書き入力も可能)
  • 電子小黒板の豆図描画
  • クラウド上での閲覧、編集
  • J-COMSIAの改竄
    チェック機能
  • 国土交通省認可

まとめ

工事写真台帳をエクセルやフリーソフトから、専用ソフトやアプリにすると作業が早く正確にそして簡単に作ることができる、ということがおわかりいただけましたでしょうか。

建設業界の人手不足は非常に深刻です、限られた人員のなかで、現場の品質管理と生産性を向上させる必要がありながら、いかに効率よく業務を進めていくかが大きな課題です。

今回ご紹介した方法で現場監督の皆さまの業務負担が少しでも軽くなるよう、お役に立てましたら幸いです。

簡単入力で工事写真台帳が完成!